プレゼンテーションで使える表現をチェック
「今月の会議でプレゼンをすることになったんだけど、どうすればいい?何に気をつけたらいいの?! 」
「外国人を前にして英語でプレゼンなんて、難易度が高そう…。 」
「プレゼンでみんなを惹き付けるフレーズや表現を知っておきたい! 」
あなたはプレゼンテーションに対してどんなイメージを持っていますか?
「正直言って、私はずっとプレゼンが苦手でした…。会議などで印象に残るプレゼンテーションをした人を見て素直にすごいなと思っていましたし、自分と何が違うのかよく考えたりもしました。」
でも、プレゼンテーションの構成を整理し、周りの注意を引くようなフレーズを上手く活用することで、自信を持って取り組むことができるようになりました。
そこで今回は、実際に英語のプレゼンテーションで役に立った、フレーズや表現をシチュエーション別にご紹介します。
聞いている人を引きつけるプレゼンテーションを行うためのコツ も解説しますので、ぜひ合わせて参考にしてくださいね。
【 目次 】
1. 英語でプレゼンテーションをするには
プレゼンテーションの構成
日本では「起承転結」で文章をまとめると分かりやすいと幼い頃から習ってきましたよね。
一方で英語のプレゼンテーションでは、「序論・本論・結論 」と内容を3つに分けると相手に伝わりやすいとされています。
序論で、これから述べる論点を示し、本論で、論点に関連する具体例を上げ、重要と思われる資料やデータなどを引用し、話に一貫性を持たせ、最後の結論で、最も重要な部分を再度取り上げ、説得力のある主張へと導く…という作り方が一般的とされています。
難しく書いてしまいましたが、要はプレゼンテーションの内容を相手にどれだけ伝えられるかが一番重要です。
説得力のある文章を書き、分かりやすくまとめることが求められます。
コミュニケーション能力を活かす
準備と同じく、コミュニケーション能力も重要な点となります。
「プレゼンテーションは一人で話すのだからコミュニケーション能力は関係ない 」と感じるかもしれませんが、実はそんなことありません。
プレゼンテーション中は非常に多くのコミュニケーションを必要とします。
自分が話す時はアイコンタクトやボディランゲージ 、質疑応答のシーンでは対話力 が求められます。
各場面でどういったコミュニケーションを取らないといけないのか、瞬時に判断し実行する必要があるのです。
書き上げた原稿を淡々と読むのではなく、そのシーンに応じたコミュニケーションをとることがプレゼンテーションの成功を左右するでしょう。
2. 英語のプレゼンテーションのコツ
次に英語のプレゼンテーションのコツをご紹介します。
堂々と壇上に立ち、自分の主張をアピールする
映画や海外ドラマなどで、プレゼンテーションのシーンを見たことがある方もいるでしょう。
その時のシーンを思い出してみると、とても自信満々に話していませんか?
自分の主張をこれでもか、というばかりに全面的にアピールしています。
序論や結論の場面では笑顔で口角を上げて微笑んでいても、本論の大事なシーンでは真面目な表情をするなど、アクセントを加えて聞き手の印象に残るようにしています。
「ボディランゲージはちょっと苦手かも…。 」と思う方もいるかもしれませんが、英語でのプレゼンテーションでは、必須なものと思ってオーバーなくらいにやってみてもいいでしょう。
アイスブレイクで場を和ませる
プレゼンテーションの前に取り入れて参加者の緊張をほぐし、積極的に場に参加してもらうようにしましょう。
ビジネスの現場では効果的かつ実用性に富んでいるため、よく使われるテクニックですね。
どの話題や質問で、場を盛り上げることができるか事前に調べておきましょう。
また、終盤にある質疑応答 の場面も気を抜かずに引き締めておきたいところです。
どんな質問が来るかわからないので、準備のしようがないですが、そこは臨機応変に対処しましょう。
「自分には答えられないなと思う質問がきたら、無理に回答するのではなく、『それは非常に良い質問ですね。確認させていただき、分かり次第ご連絡します! 』などと考える時間を与えてもらうようお願いしてもいいかもしれませんね!」
また母語であっても、大勢の前で話すことは苦手と感じる人もいるでしょう。
しかし、緊張して早口になったり小さな声でボソボソと話すのはNGです。
自信がなくても、大きな声で堂々と話すことで話の内容がしっかりと聞き手に伝わり 、結果としてプレゼンテーションの成功に繋がります。
なかなか難しいとは思いますが、出来る限りはっきりと大きな声で聞き手全員に伝わるように話すように心がけましょう。
3. シチュエーション別に使えるフレーズのご紹介
次は便利なフレーズをシチュエーションに分けてご紹介します。
かなり役立つものばかりなのでこの機会に覚えるようにしてくださいね。
挨拶(自己紹介)
まずは挨拶からです。
自分の説明をするとともに、集まってくれた感謝の気持ちを丁寧に表現しましょう。
聞き手に対する心遣いの言葉 を入れると、自然と印象も良くなりますね。
Good morning everyone. I am Takeshi Sato and I am a director of marketing for ○○○ company.
皆様おはようございます。私は○○○会社のマーケティング部長の佐藤武です。
Thank you for attending this presentation.
このプレゼンテーションに来てくださりありがとうございます。
I would like to thank you for giving me the chance to speak here today.
本日こちらでお話をさせていただく機会を下さり感謝しております
Let me introduce myself.
私自身のことについて紹介させてください。
I am pleased to have the opportunity to make this presentation.
このプレゼンテーションの機会を与えてくださりとても光栄です。
プレゼンテーションの序論
挨拶、自己紹介が終わるといよいよプレゼンテーションの始まりです。
ここで本題の話し始めを宣言することで、聞き手が良い刺激を受け、より集中して聞いてもらえるようになります。
Today I am here to talk about ○○○.
本日は○○○についてお話をするために来ました。
The purpose of my presentation is ○○○.
私のプレゼンテーションの目的は○○○です。
This presentation will take about 30 minutes.
プレゼンテーションは30分程度を予定しております。
Let’s begin by ○○○.
○○○から始めましょう。
Let’s start with ○○○.
○○○から始めましょう。
I’ll start with talking about ○○○. Then □□□, finally △△△.
まず○○○について話し始めます。それから□□□へ移り、最後に△△△の話をしようと思います。
I’ll try to keep it short.
短く終わらせるように努力しますね。
By the end of this presentation, you will know 〜.
このプレゼンテーションの終わりには、〜ということを理解いただけるでしょう。
I’ll have a Question and Answer session at the end of the presentation, please hold your questions until then.
プレゼンテーションの終わりに質疑応答の時間を設けますので、それまでご質問はお控え下さい。
So, that concludes the first part of my presentation.
これで私のプレゼンテーションの最初のパートは終了となります。
プレゼンテーションの本論
プレゼンテーションの一番の山場です。
スライドや資料なども駆使して、いいリズムでテンポ良く話ができるといいですね。
I’d like to begin by explaining the current situation.
現在の状況の説明から話し始めたいと思います。
As I mentioned earlier, 〜.
先ほど述べた通り、〜。
Does anyone have any questions before I move on to the next talk?
次の話に進む前に何か質問がある方はいらっしゃいますか?
So much for A, let’s look at B.
それではAは以上にして、Bを見てみましょう。
Let me summarize my presentation.
私のプレゼンテーションを要約させて下さい。
〜 is a primary factor.
例をいくつか上げてみましょう。
Another factor is 〜.
もう一つの要因は〜です。
Let me continue on to my second point.
次の話に進みたいと思います。
Now I’m reaching the end of my presentation.
さてそろそろプレゼンテーションも終わりに差し掛かってきました。
Well, that’s all I have to say about 〜.
これが〜について言わなければならないすべてです。
プレゼンテーションの結論
プレゼンテーションもいよいよ終盤です。
聞き手の集中力もなくなってくる頃かもしれないので、だらだらと話し続けるのではなく、要点をスピーディーにまとめて話しましょう。
Moving on to the next part, I would like to present ○○○.
これが〜について言わなければならないすべてです。
Which takes us to the final point.
ということで、最後の論点へと話がつながります。
Now that we have that covered, let’s get to the final discussion.
さて、この話を網羅しましたので、最後の話へと進みましょう。
In conclusion, I would like to say is ○○○.
結論として私が言いたいのは○○○ということです。
That brings me to the end of my presentation.
これで私のプレゼンテーションは終了です。
スライドや資料を使用する
今やプレゼンテーションにスライドや資料は必須となっています。
特に伝えたい部分で活用すると聞き手の印象にも残るはずです。
「百聞は一見にしかず 」という言葉があるくらいですので、視覚的な効果は抜群でしょう。
This graph shows 〜.
このグラフは〜を表しています。
Let’s look at some numbers.
売り上げの数値を見ていきましょう。
These numbers show a huge improvement.
これらの数字から大きな改善が見られます。
Looking at this data, we can see that 〜.
このデータから〜ということが分かります。
Please look at page 4 of the handout.
資料の4ページ目に目を通していただけますか。
質疑応答
どんな質問がくるのか事前に用意ができないため、苦手に感じる人もいるかもしれません。
しかしいただいた質問には真摯に答えるようにしましょう。
Are there any questions?
質問はありますか?
If you have questions, please do not hesitate to ask.
質問があれば、遠慮なくお願いいたします。
Could you repeat your question again?
もう一度質問を繰り返していただけますか?
Did I answer your question?
今ので答えになってましたでしょうか?
If there are no more questions, I’ll finish there. Thank you very much.
ご質問がなければ、こちらでプレゼンテーションを終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
締め
いよいよプレゼンテーションも終わりです。
集まってもらった感謝を笑顔で伝えるようにしましょう!
I would like to thank you all for coming today.
本日はお越しくださりありがとうございました。
Thank you again for taking time for this presentation.
改めましてこのプレゼンテーションのためにお時間をくださりありがとうございました。
Thank you so much for joining us today.
本日は参加くださり誠にありがとうございました。
Thank you all for your attention.
ご清聴ありがとうございました。
You have been a very attentive audience! Thank you so much.
とても積極的にご清聴くださりありがとうございました。
4. まとめ
今回は英語のプレゼンテーションのコツやフレーズをご紹介しました。
色々たくさん書きましたが、一番大事なのは堂々と心を込めて話すことです。
それは日本語でも英語でもきっと同じだと思います。
原稿や資料を見て淡々と話すのではなく、聞き手の目を見てボディランゲージを加えながら一生懸命話すと、聞いている人の心を掴むはずです。
そしてプレゼンテーションの成功 へときっと繋がります。
LanCul英会話では、今回ご紹介したプレゼンテーションのコツや役立つ英語フレーズなど教科書では学ぶことの出来ない、日常的でより実践的な多様な会話を学ぶことができます。
気になる方は下のプレビュー動画をチェックしてみてくださいね。
プレゼンテーション1(準備)<プレビュー>
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