「ゴールデンウィーク」英語で説明できる?
「理由はないけれど、気が乗らなくて行きたくないときってどう伝えればいいんだろう…。」
「取引先相手の提案を、やんわりとお断りしたいけれど、どう伝えたらいいの?」
「『I can’t』だけで気持ちを伝えたら、相手が不機嫌になっちゃって…。」
「断る」と一口に言っても、やんわり断るパターンやはっきり断るパターンなど、日本語でも英語でも様々な表現方法があります。
断るというのは少なからず相手の申し出を拒否することになり、否定的な意味があるため、「どう相手に伝えたらいいんだろう…。」と頭を悩ませてしまうこともあるでしょう。
相手を傷つけずに思いやった表現や丁寧な伝え方など、この記事を通して、たくさんの表現を学び、その不安を払拭していきましょう!
本題のフレーズに入る前に、はじめに「断る」を意味する動詞を押さえておきましょう。
「断る」自体を表す英語は、いざ聞かれると意外と思い浮かばないという方が多いかもしれません。
どれも微妙なニュアンスの違いがある動詞ばかりなので、この機会にしっかりと頭に入れて、いざという時に正しく使えるようにしましょう。
「断る」を意味する動詞で、一番知られているのはこの動詞ではないでしょうか。
基本的な「断る」はこちらで表すことができます。
I refused her offer.
(私は彼女の申し出を断った。)
『refuse』と同様に「断る」を意味する動詞であり、一般的によく使用されているイメージです。
『refuse』よりも若干強調的な印象があり、「キッパリと断る」「ハッキリと断る」といった際によく使われている動詞です。
He proposed to her, but she rejected him.
(彼は彼女に結婚を申し込んだが、キッパリと断られた。)
『decline』は先程紹介した、『refuse』や『reject』よりも比較的柔らかいニュアンスになるので、誰かの好意を断る時に便利な動詞です。
She invited me to her home party, but I declined.
(彼女は私をホームパーティーに招待してくれたが、私は(丁重に)お断りをした。)
これまで紹介した動詞同様「断る」という意味を表すイディオムです。
『reject』よりも丁寧に聞こえ、一般的にハッキリ断りたくない場合などによく使われています。
I appreciate your offer, but unfortunately, I have to turn it down this time.
(お申し出はありがたいのですが、残念ながら今回はお見送りさせていただきます。)
ここではカジュアルなシーンで使えるフレーズを例文とともにご紹介します。
日常で使えそうな例文ばかり揃えたので、ぜひこの機会に覚えてくださいね。
この表現では、お詫びの 『sorry』から始まり、『but』以下でその理由を述べています。
誘いを断るのにとてもシンプルで重宝するフレーズなので、必ず覚えておいていただきたい表現の一つです。
I’m sorry, but I can’t go tonight. I have a lot of things to do.
(申し訳ないけど今晩は行けそうにないです。やらないといけないことがたくさんあるんです。)
I’m sorry, but there is nothing I can do.
(残念だけど、私に出来ることはなくて…。)
このフレーズも相手にとって残念なことを予感させる単語から始まっているので、誘いを断る時にぴったりの表現です。
『I’m afraid 〜.』のあとは、そのまま理由を述べることが出来るので、『I’m sorry, but ~.』と混同しないように気をつけましょう。
I’m afraid I am very busy today.
(残念ですが、今日はとても忙しいんです。)
I’m afraid I can’t go with you.
(残念だけど一緒には行けません。)
自分の意思とは関係なく、他の都合で誘いを断らざるを得ないシチュエーションの際に使えるフレーズです。
「不運にも」「残念なことに」と最初に言っておき、そのまま理由へとつなげられるので覚えておいて損はないと思います。
Unfortunately, I have to work.
(残念ですが、仕事があるんです。)
Unfortunately, I have to go home right now.
(残念だけど、今すぐ家に帰らなければいけません。)
これは上記で説明したフレーズよりも若干丁寧さが感じられるフレーズです。
「そうしたいのはやまやまなんですが〜(出来ない)」というニュアンスが含まれており、言われた相手も嫌な気持ちにはならないとても便利なフレーズです。
I wish I could, but I really need to finish this job.
(そうしたいのはやまやまなんですが、どうしてもこの仕事を終わらせないといけないんです。)
I wish I could, but I’m broke now.
(そうしたいのはやまやまなんだけど、今金欠なんだよ。)
ではビジネスの場面で活躍する「断る」フレーズをご用意しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
『decline』は1でも説明していますが、「断る」という意味の動詞です。
ニュアンス的に丁寧で穏やかに聞こえるため、ビジネスシーンでも良く使われています。
『must』は「〜しなければならない」という意味の助動詞で、自分の意思に反して断らざるを得ないという意味合いを出すことが出来ます。
「断る以外の選択肢はない」ということが伝わるフレーズなので、きっと断られた相手もすんなり納得してくれるでしょう。
I’m afraid I must decline your offer.
(申し訳ありませんが、お申し出をお断りしなければなりません。)
We must decline your request at this time.
(今回のご依頼はお断りしなければなりません。)
直訳すると「私は後悔している〜」となりますが、「残念ながら〜」という気持ちを表現する場合によく使われます。
ビジネスを含むフォーマルな場面でもよく使用されているので、この機会にぜひ覚えておきましょう。
I regret that I can not accept your offer.
(残念ながら、ご提案をお受けすることはできません。)
I regret to inform you that I will decline your offer.
(申し訳ありませんが、お申し出をお断りしなければなりません。)
商談などの際に「やめておきます」という表現で使えるのがこちらのフレーズです。
興味がない品物に対して、ほしくないからといって『I don’t want this.』なんてストレートに言うとせっかくのビジネスチャンスを棒に振ってしまいます。
角が立たないような言い方なので、覚えておいて損はありませんよ。
I’m sorry but I will leave it this time.
(申し訳ありませんが、今回はやめておきます。)
I think I’ll leave it.
((商品を)買わないでおきます。)
これはネイティブがよく使う表現の一つで、何かのお誘いがあった時に「その時は無理だけど別の機会なら行けますよ」という意味で使える便利はフレーズです。
嫌味がなくポジティブに使えるので、ぜひ覚えておいてください。
Can I take a rain check?
(別の機会にしてもいいですか?)
I have a lot of things to do. I’ll have to take a rain check.
(やることがたくさんあります。またの機会にさせてもらいます。)
これまで「断る」フレーズや動詞をピックアップしてご紹介してきましたが、ここでは断る際の理由についても触れていきます。
ただ単に断るだけより、正当な理由があった方が断られた相手も納得するでしょう。
このような伝え方は、日本語で断る理由でもよく使われますよね。
断る理由をはっきり言いたくない場合にも最適なフレーズです。
I’m sorry I can’t go tonight, I have something else to do.
(申し訳ないけど今日は行けないんだ、他にやることがあって。)
このフレーズを言われて「何の予定があるの?」と聞く人はいないでしょう。
断られた相手も傷付かず納得いく便利なフレーズです。
この場合の『plans』は常に複数形で使うことを忘れないようにしましょう。
Unfortunately, I already have plans today.
(残念だけど、今日はもう他に予定があるんです。)
カジュアルでもビジネスでもよく使われるのがこの『can not make it』です。
映画や海外ドラマではさらっとネイティブが話してたりするのを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
I’m sorry I couldn’t make it last night.
(昨夜は行けなくてごめんなさいね。)
これは電話などで誘いを受けて断る時に、ぴったりな理由になります。
「ちょっと取り込み中」「何かをしている最中」という表現です。
今は別のことをしていて誘いを受けることが出来ない時に便利なフレーズですね。
同じような意味で「not a good time(良くない時間/タイミングが悪い)」という表現もできます。
2つとも例文をご紹介しますね。
I’m in the middle of something, sorry!
(今取り込み中なんだ、ごめんね!)
It’s not a good time. Do you mind if I call you later?
(ちょっとタイミングが良くないです。あとで電話してもいいですか?)
上記では割とやんわりと断るための理由をご紹介しましたが、こちらではあえてキッパリと断る理由のフレーズをご紹介します。
英語も日本語と同じく、相手の気持ちを考え、傷つけないようにしながらもキッパリと断ることもできます。
ただし、使う人や場合によっては非常に失礼に当たりますので、注意が必要です。
かなりキッパリと断る表現の一つですが、映画や海外ドラマでもよく使われているのでご存知の方もいらっしゃると思います。
無理なお願いをされて断る時に「絶対にいや」というニュアンスで伝えられるフレーズです。
Hey, do you want to hang out?
―No way!
(ちょっと遊びに行こうよ。― 絶対にいやです。)
これは使うシチュエーションがかなり限られそうですが、知識として覚えておいて損はないと思いますのでご紹介します。
ニュアンスとしてはお母さんが駄々をこねる子どもに使うようなものになります。
日本でも海外でもおもちゃ売り場なんかではよく見られる光景ではないでしょうか。
I want this one! Please!
― No means No!
(これが欲しいの!お願い!― ダメったらダメ!)
これは断る表現というよりも理由にあたるかもしれませんが、これを言われてしまうと誘った方も諦めるしかないフレーズです。
『hate』は「好きではない」を表す『dislike』よりも強い表現で「大嫌い」くらいのニュアンスになります。
I really shouldn’t have gone to that party! I hated it!
(本当にあのパーティーに行くんじゃなかった!大嫌い!)
今回は「断る」の表現について詳しくご紹介してきました。
日本語でも英語でも誘いを断るのは、中々勇気が必要で難しいですよね…。
でも自分の気持ちに我慢するのではなく、誘ってくれた方の気持ちを考えながら、きちんと理由を伝えて、上手く交わすことも大切です。
ご紹介したフレーズは、今すぐに使えるものばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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