今からでも間に合う!発音のコツとおすすめの3つの発音矯正法
『シャドーイング』はリスニング力やスピーキング力など、英語力を総合的に伸ばすことができる学習法として広く知られています。
名前を聞いたことがあるという人は多いかもしれませんね。
しかしながら、
「シャドーイングって聞いたことはあるけどどういうもの?本当に効果があるの?」
「いざやってみようと思っても、どうやって、何を使ってやればいいか分からない…。」
「シャドーイングにおすすめの動画や音声を知りたい!」
こんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、シャドーイングについてその効果や具体的な方法を徹底解説します!
シャドーイングにおすすめの動画もいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、1、2語遅れで音声を真似して発音する英語学習法です。
名前の通り、聞いた音声を「影(shadow)」のように追いかけて発音するのがポイントです。
英文を聞き終えてから発音する「リピート」とは異なり、聞くこと、発音することを同時に行います。
つまりシャドーイングはインプットとアウトプットを同時に行うため、「対面でネイティブと会話ができるようになりたい!」という方にとっては効率的な学習法です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返しシャドーイングを行うことで、確実に英語力は向上します。
シャドーイングで得ることができるスキル、メリットには次のようなものがあります。
シャドーイングによって、ネイティブスピーカーならではの発音、英語のリズム、アクセント、イントネーションなどに慣れ、上記の能力を高めることができます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
英語が聞き取れない理由として、実際の英語の発音や、音のつながり方を知らないことが挙げられます。
シャドーイングでは、英語音声を聞くだけではなく、真似して発音する必要があります。
したがって真似するために、英語を集中して聞くようになるため、正しい発音や音のつながり、リズム、イントネーションなどを学ぶことができます。
「自分が発音できる音は聞き取りやすい」という意見もあるほど、リスニングと発音は密接な関係を持っています。
聞き取りが苦手という方は、発音することに重点を置いてみてもよいかもしれません。
シャドーイングでは、聞こえてくる英語についていくため、ネイティブの話すスピードに慣れることができます。
初めはうまく口が回らず、ついていくのが難しいかもしれません。
しかし、諦めずチャレンジすることで、発音しながら英文を英語のまま理解することができるようになっていきます。
シャドーイングの効果はリスニングだけでなく、スピーキング力の向上にも繋がります。
何度も同じ文章を発音していると、意識せずとも文中の単語や表現を覚えます。
そのため実際に英語で話す際に、自然とシャドーイングで触れた言葉が口から出てくるでしょう。
ストックされた単語や表現が多いほど、会話の時の引き出しが多くなります。
口がうまく回って噛む回数も少なくなり、なめらかに英語を話せるようになります。
さらに、セレモニーなど大勢の前で行われたスピーチをそっくり真似することで、強弱や間の取り方を身につけることができ、より相手に伝わりやすい話し方ができるようになるでしょう。
「実はプロの通訳者でも、英語を話す前のウォーミングアップとしてシャドーイングを行うことが多いんです!それほどシャドーイングが英会話の練習に有効であることがわかりますね。」
人間は、視覚だけでなく聴覚を使い、体を動かしながらしたことは、記憶に残りやすいと言われています。
シャドーイングでは、音声を追って英文を声に出しながら練習するので、情報(英語)が脳に残りやすいでしょう。
しかしながら、受動的にシャドーイング行ってはいけません。
シャドーイング中にはじめて見る単語や、意味を思い出すことができない単語はしっかりと調べる必要があります。
そして調べたらそのままにせず、手帳やスマホのメモ帳に書き留める癖をつけましょう。
あとから振り返ることで、自分が苦手とする単語を重点的に押さえることができます。
「このあとご紹介する『サイレントシャドーイング』なら、通学通勤中などにも取り組むことができるので、スキマ時間に語彙力アップも間違いなしです!」
繰り返しになりますが、シャドーイングは聞こえてくる音声をそっくりそのまま真似て声に出します。
そのため、ただリスニングをしているときには聞き逃してしまうような「リンキング(音の連結)」や「サイレントレター(文字にはあるが実際には発音しない語)」に気づくでしょう。
また、日本語を話す時には使わない口の筋肉を鍛えることができ、よりネイティブに近い発音ができるようになります。
話の内容をイメージしながら音声を聞きます。
集中して取り組む必要があるので、長さは1分〜5分くらいと短いものがおすすめです。
レベルについては、自分が簡単だと感じるくらいのものを選んでください。
シャドーイングは聞き取るだけでなく、発音もしなければいけないため、聞くだけよりも難易度が上がります。
きちんと理解して聞き取れたか、スクリプトを読んで確認します。
知っている単語なのに聞き取れていない場合、発音とスペルが一致していなかったり、音の繋がりが聞き取れていないことがあります。
次回は聞き取れるように、発音や単語の意味をチェックしましょう。
「オーバーラッピング(overlapping)」とは、スクリプトを確認しながら、流れる英語音声と同じスピードで発音する練習方法です。
シャドーイングを行う前に、オーバーラッピングをすることで、出てくる単語や表現、そして英文が読まれるスピードに慣れておくことができます。
「最初は小声で発音すると見本の音声も聞こえやすくてやりやすいでしょう。英語のイントネーションやスピードに気をつけながら、英語音声の上に自分の声を重ねてみてくださいね!」
またこの時、音声のスピードにかなり遅れてしまう場合は、より易しいレベルの音声・スクリプトを使ってくださいね。
スクリプトは見ずに、音声を聞いてシャドーイングします。
イントネーション、発音、話し方まで、なるべく真似して挑戦してみましょう。
英語学習は、継続が一番重要です。
そのため、無理のない範囲で取り組むことも大切になります。
というわけで、私のおすすめはこちらのお手軽バージョンです!
いきなりシャドーイングを行うため、いつもより易しめな音声、つまりは自分にとって、簡単に感じる音声を用意します。
このときの音声は英語のショートドラマやアニメでも良いでしょう。
そして音声を追いかけてシャドーイングしていきます。
はじめは音を追いかけるので精一杯で、意味を理解するのは難易度が高いかもしれません。
しかし英文の意味は、繰り返す中で捉えることができればそれで十分です!
聞き取れなかったり、分からなかったところをスクリプトで確認します。
確認するところがたくさんある場合は、もしかしたら聞く音声の難易度が高すぎるかもしれません。
その場合は、丁寧なやり方バージョンで進めましょう。
あるいは、使用する音声をもっと易しいものに変えて取り組みましょう。
「このお手軽バージョンだと、机に向かう時間をとる必要が少なく、家事をしている間などにも行うことができます。忙しく英語学習の時間がなかなか取れないときも、これなら英語に触れる時間をつくることができそうですね。」
サイレント・シャドーイングは、声を出さずに頭の中だけで音声を追いかけて発音するシャドーイングです。
電車の中など、声を出せないところでもできるため、場所を選ばず取り組むことができるでしょう。
この方法に慣れてきたら、英文の内容を頭の中でイメージしてみてくださいね。
また、あなた自身がその会話に参加しているところを想像することで、より実践的な練習もできるでしょう。
英語の上達は、費やした時間に比例するところがあります。
少しのスキマ時間も有効活用して、英語力アップに繋げてくださいね!
YouTubeには、無数に感じるような、さまざまなジャンルの動画があります。
きっと自分のレベルに合う動画、そして楽しんで英語に触れられる動画が見つかるでしょう。
また好きなものを英語で楽しむことができると、「もっと理解できるようになりたい!」とモチベーションが高まる好循環が生まれます。
「世界の『英語人口』は15億人、つまりは5人に1人の割合で話されている言語と言われています。英語で情報を集められるようになると、自分の世界もぐっと広がりますね!」
また一部を除き、YouTubeで配信されているコンテンツは無料で視聴可能です。
そのため自分に合っているかどうか、最初から最後まで聞いて確かめることができます。
「お金を払ったのに続かず無駄になってしまった…。」ということがありません。
そしてなにより、YouTubeには字幕機能があるため、わざわざスクリプトを用意せずともシャドーイングに取り組むことができるでしょう。
最後におすすめのYouTube動画をご紹介します!
動画選びのポイントは、まずは「自分の興味・関心がある内容であること」。
そして「易しいと感じる英語のレベルであること」です。
この2点に注目しながら、ぜひあなたにあった動画を選んでみてくださいね。
「slow speed」と「natural speed」の英文が続けて流れるので、自分に合った速さで聞くことができます。
slow speed では、1つ1つの単語の発音が聞き取りやすいため、まずはこちらで英文を理解していきましょう。
「題材にはニューヨークの屋台、フェイスブックがブラジルに開設したトレーニングセンター、ハワイの交通規則など、社会での動きが取り上げられていて、話のネタになるような話題が多くあります。」
カジュアルな対談が繰り広げられているため、ネイティブ・イングリッシュスピーカーの会話を理解できるようになりたい方にはおすすめの動画です。
毎回出演する外国人は異なることから、特定の国だけでなく、様々な国の文化に触れられることもこの動画の魅力ですね!
海外旅行好きの方、留学やワーホリに興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
こちらの動画では、リンキングやアクセントなどを細かく解説しています。
例えば「I brought you some snacks.」という文では「brought」と「snacks」を強く発音すること、そして「brought you」は「brought ya」と発音し、「brought」の「t」はほとんど発音しないなどとかなり細かくアドバイスをくれます。
「説明は全て英語ですが、かなりゆっくり話してくれるので聞きやすく、発音を強化したい方、そして初心者にもおすすめの動画です!」
いかがでしたか?
どこか難しいイメージがあったかもしれない「シャドーイング」ですが、案外取り組むことができそうと感じませんでしたか?
ぜひご紹介した3つのシャドーイングを上手く取り入れて、英語耳をつくっていきましょう!
LanCul英会話では、今回ご紹介したプレゼンテーションのコツや役立つ英語フレーズなど教科書では学ぶことの出来ない、日常的でより実践的な多様な会話を学ぶことができます。
気になる方は下のプレビュー動画をチェックしてみてくださいね。
プレゼンテーション1(準備)<プレビュー>
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